蒸し暑く過ごしにくい日々が続きます。
ジャワ島にまた津波が来ました。
犠牲者も多数出ている様子です。
自然は弱者に厳しい試練を与えます。
それとも強者に変えさせるための天の啓示なのか。
人間もITシステムも様々な試練、変化に対応しながら進化するのでしょうか。
今日はITシステムの変化を吸収する当社のソリューションコンセプトであるシステムライフソリューションについて
その誕生の背景を私なりの視点でご紹介したいと思います。
コンピュータをベースとしたITソリューションが誕生して30年〜40年たちます。
企業にとって情報システム化の流れは生産性と省力化そして正確性を目指した総務、人事、経理、製造、物流など基幹業務系が中心でした。
コンピュータを導入すれば5人での仕事が2人になる、100個生産していたのが500個になる、1週間の仕事が2日で終わる、しかも正確であるといった具合です。
効果がハッキリと見えたわけでその成果は絶大でした。ダム、電力、水道、航空管制、新聞製作などの制御系システムもアーキテクチャーが異なるにせよこの基幹システムの範疇です。ほとんどは情報部門とかを新設し限られた部署での集中管理運営でした。
90年代初付近からクライアント/サーバ方式でこの基幹業務系の作業をさらに現場にダウンサイジングする傾向が高まり、現場にコンピュータ端末1台、さらにLANの技術進歩とパソコンの登場で個人に1台、と言う具合に下へ下へと降りてきました。
個人に1台PCということで誕生したのが情報戦略系システムです。
もちろんその逆で情報戦略系システムを導入するために個人にPC1台を与えた企業も多くあります。
基幹業務系システムが企業活動の根幹をなす様々な定型定常業務の合理化、省力化、効率化、正確化を目指し明確な目標値を設定したのに対して情報戦略系システムは簡単に言えば企業における「人の活動」と「情報流通」をターゲットとしたシステムであればいいだろう便利だろう的に始まりました。
ペーパーレス、EDP化の進展のため最初はみんなでワード、エクセルを覚えよう、社内メールを使おう、それがやがてワークフローシステムへと進化します。スケジュール管理、伝票記入と承認、議事録配布、掲示板などです。元いた会社では社食や保養所の予約などもありました。まあロータスノーツ全盛の時代でこの辺まではパッケージやフレームワークで充分対応可能でした。
情報戦略系システムが激変したのはインターネット/モバイルのインフラ登場からです。今まで社内及びその関係者でワイワイガヤガヤやっていたこの情報戦略系システムが外向けの一般ユーザ企業、個人を対象に利用裾野の領域を拡大し、企業同士の競争原理が働くステージへと突入しました。
いわゆるネット情報戦略システムの誕生です。
ホームページの戦略化、Eコマース、CRM、会員情報サービス、SNAなどでその特徴はインターネットやモバイルインフラをベースに一般個人の持つPCや携帯でのコミュニケーションにあります。
タイムインターメディアはこのネット情報戦略システムをターゲットとしたITソリューションベンダとして位置づけています。
商品、サービスのビジネスモデルを根底から変革しグローバル化社会、ネット社会にどう適用させていくか、今このネット情報戦略システムが企業の命運を左右する存在になりつつあります。
もちろん実際のネット情報戦略システムにはいろいろなかたちが存在します。
- 企業の現行サービスをネット系に置き換えるところのEC、CRM、HPなど一般ユーザ対象の外向けネット情報戦略システム
- SFA、調達など社内、関連会社のみ対象としたネット情報戦略システム
- 基幹系業務の一部を取り込んだネット情報戦略システム
- ITベンチャーなどに見られるSNA、ネット広告関連などネット情報戦略システムによる新サービスの立ち上げなどです。
総じて言えることは部門業務など社内組織を相手にしているのでなく個人相手であるから利用者モチベーションが重要であることです。
利用者が使いたくなる、見たくなることが全てであり、基幹業務みたいに使わなければ仕事ができないタイプとは異なります(最近では使えなければ仕事ができないネット情報戦略システムも増えています)。
利用者のためのケアとサービスの充実化が日々必要となる所以です。それに伴いシステムに対するリニューアルニーズも日々発生しそれに答えるソリューションベンダが必要になるわけです。
今までのつくること(開発)のみで完結するソリューションではネット情報戦略システムはほとんど運用できません。
使って初めて見えてくることがほとんどだからです。
そのためには「つくる」だけのソリューションから「生み、守り、育てる」システムライフソリューションへの転換が必要と考えた訳です。簡単に言えばITシステムを単なる「モノ」から「生きモノ」へ進化させる考え方です。
ネット情報戦略システムはつくってからが本当のソリューションが始まる・・・・・
タイムインターメディアをシステムライフソリューションベンダとして従来のITソリューションベンダとは異なる形で誕生させた背景です。