ITソリューション、ここではシステム開発請負、がどうして
リスキーか、苦労が報われないかの話を引き続き検討してみましょう。
1.営業活動のリードタイムが長い
2.新規顧客開拓のほとんどはコンペ
3.生産性、品質が人により大きなバラツキがある
この3点については前回のブログで述べてあります。
今回はこの続きです。
4.仕様変更/追加なのか要件定義ミスかの判別がつきにくい
システム開発過程において必ず発生し問題化されるのは仕様の見解の
相違。お客様は発注の範疇、請負側は仕様変更もしくは追加、
これでもめる。双方共に費用がかさむ話であり調整に手間取る。
不運なのはこの仕様の食い違いがシステム稼動後に出ること。
この仕様の違いをどうにかしないとシステムは運用し難い。
お金、人のアサインなど無視して最優先で対処するしかない。
要件定義書や契約書に全てが盛り込まれていれば問題は無いのだが
何が起こるかを全て予測して書面にしておくのは不可能、
必ず「言った、言わない」「メールで指示した、受けてない」
の論争に発展する。
当社ではプロジェクト運営に課題管理システム「グルット」使用を義務
づけています。
「グルット」:ITS(イシュートラッキングシステム)
http://www.timedia.co.jp/gurutaw/index.html
お客様も含めてすべての通達、要望あらゆるコミュニケーションは
この「グルット」で管理します。全ての課題の進捗が把握でき、履歴も
追跡できるこのシステムはお客様にも好評でトラブルがほとんど出なく
なりました。低価格で販売しておりますし無償版もありますので
皆様もご利用下さい。
5.仕事がコンスタントでなく要員のアサインに苦慮する
これも世の中よくある話と言ってしまえばそれまでですが、
とかく社全体が多忙な時を狙っていろんな仕事が舞い込み、
暇な時は何も声がかからない。
社員の確保をミスると多忙なときは仕事をこなせず、
暇な時は重荷にという最悪の状況が生まれる。
だからSIベンダの多くは下請け対策で要員を調整したり派遣で
コンスタントな収入を確保する戦略に走りがちになる。
6.オフショア開発の脅威
中国、インドにかぎらず最近ではフィリピンやベトナムも世界の
ソフトウェア開発工場を自認し始めている。
自ら推進してきたネット社会で自分の首を絞めるこの矛盾、皮肉。
距離や時間、言語の壁を乗り越えてソフトウェアを開発できる時代が
到来している。
品質、納期に問題が無ければ低コストに流れるのは自然である。
上流工程は残るにしてもソフト開発の仕事が日本に無くなる・・・。
幸い我々は変化の激しいWEB情報系のシステムに特化した
システムライフソリューションを展開しているのでまともには
その波を被っては無いが将来まで保証するものではない。
世界に通用する我社だけのソリューションモデル、フレームワーク、
製品などが重要となる。
今週はINTEROPウィーク、この手の製品を発表しています。
是非、見に来てください。
いずれにしても、システム開発、構築はどんなに緻密に見積もり、
予算編成しても・・終わってなんぼ。
プロジェクト採算は結果論的な把握となってしまう。
これが一番の問題か。