2007/04/20 12:00:00
ソフトウェアの請負システム開発は採算が悪くリスクも高い、
それでどんな手を打つか。
「果報は寝て待てない」その第3弾をお届けしましょう。
今回は「下請け」に徹するやり方です。
コンピュータメーカ、大手パッケージベンダ、SIベンダの傘下で
間接的に仕事をもらうやり方です。
エンドユーザと直接契約しないぶん厳しい波風は元請の会社が被り
下請けはだいたいは温室で過ごせます。
いわゆる「寄らば大樹のかげ」戦略です。
IT業ソフト開発の「下請け」の一般的なメリット、デメリットについて
考えて見ましょう。
まずはメリット、
・システム完成の最終責任が元請会社のリスクで行われる、
従って仕様の不備、変更、追加に対し追加見積もりがし易い
・分割検収などキャッシュフローベースで無理がきく
・超過時間作業などによりコストオーバー時は精算の相談が可能
・要員の空き具合が営業の交渉材料、企画やシステム提案などの
手間隙無用、従って営業要員は原則不要
・その一部ではあるが単独では経験できない高度で大規模のシステムに
参画できる
・相手のキーパーソンを押さえておけばほぼ仕事、会社が安定する
デメリット
・「親亀くしゃみで小亀は風邪を引く」、依存度が強くなればなるほど
全般的に会社は不安定に追い込まれる
・一つのミスが命取り
・言われるまま、なされるまま、強いコスト切り下げ要求に抗し切れず
・技術者は何に将来、夢を託すか、モチベーションが維持できず
元請との待遇の違いに唖然、優秀な技術者は外部流出へ
・管理者及び営業などのスタッフ部門が育たないあるいは不要
親元キーパーソンの顔だけしか見えなくなる
・収入は安定するが利益も多くは望めない、そんなに儲かるなら単価を下げろ
の要求必須
・下請けだけでは人が集まらず、会社を大きくするのに苦労する
・下請けも安穏できず、最大のライバル中国、インド、アジア諸国の出現
・何よりも下請けは社会の波風を直接強く受ける事も無く会社、社員は
鍛えられず強くなれない
日本の製造業の産業構造のほとんどが二次請け、三次請けの下請け構造で
成り立っているごとくITソフト開発業も同様で下請けがなければシステム
一つ完成できないのも確かです。
しかしながら製造業がもっと低コストの中国、アジア諸国へ軸足を移行させた
ごとくソフト開発業もそれ以上のスピードで進行中でもあります。
我社はどうあるべきか、
もちろん著名な会社からの下請け業務も存在しています。
私自身それにあたっては以下のことを心掛けています。
・相手が必要とする何かが当社にある
・・・フレームワーク、パッケージ、高度な個人スキル、先端技術など
・エンドユーザとの実績が豊富で元請を席巻できる
・互いの技術、業務が棲み分けできて強力なアライアンスが展開できる
・直接エンドと仕様などの詰めができる
・原則コストダウンなし
などです。
考えれば我社自身で数十社の下請け企業のお世話になっています。
下請けはいやだ、いやだと言いつつ自分で「コストダウン、まけろ」と
下請け企業を使う矛盾。
お世話になっているこれら企業の皆様とじっくり話し合っていかねば。
2007/04/17 19:03:00
先週の日曜日に15年ぶりに中山競馬場を訪れ皐月賞をライブで
観戦しました。
G1が醸し出す興奮、久しぶりに堪能することができました。
15年前、中山競馬場のIT関連の仕事で現場に数十人のリーダとして
数ヶ月間詰めていました。
土日の開催日は特にシステム上重要な監視の日です。
当然のこととして私たちは競馬関係者として馬券を買う事は禁止されています。
しかしまさに競馬好きな私には「砂漠にオアシス」「猫に鰹節」状態。
それでも我慢、我慢、観戦のみでシステム監視を続けます。
しかし仲間の数人が馬券に手を出してしまいその責任者として私も始末書を
提出しました。
それがほぼ15年前。私自身に自ら謹慎を言い渡しました。
主たる犯罪の時効もほぼ15年、そろそろ中山競馬場の神も許してくれる
だろうと15年ぶりの中山競馬場、それも皐月賞観戦に出かけました。
騎手を重要視する私は最近気になっている田中と藤田に狙いを定めました。
両方とも人気薄、中山2000M、内側有利は定石です。
17番ヴィクトリーの田中より2番ローレルゲレイロの藤田を選ぶのが
自然です。
当然のこととして藤田を中心に3連複で全馬流しを200円で決行、
27200円の投資です。
そして結果は・・・・中山競馬場の神は皮肉な結果を準備していました。
ご存知の通り、一着は17番ヴィクトリーの田中です。
3連複配当が100円で20万円を越える大穴(ちなみに3連単は100円で
162万円)で200円の私は40万円をゲットするはずでした。
まだまだ中山競馬場の神は私を許してくれない。
まてよ、15年の間には何度か海外に滞在してる、
海外滞在期間は時効期間が延長されるはず。
そうすると時効が来て大勝利を得るのは暮れの有馬記念あたりか・・
よしその頃にもう一度・・・・・
2007/04/10 16:30:00
ソフトウェアの請負システム開発は採算が悪くリスクも高い、
それでどんな手を打つか。
「果報は寝て待てない」その第2弾をお届けしましょう。
即効性がありお手軽なのが技術者派遣です。
これはほとんどのソフトウェア開発関連会社が実施しているようです。
上場を果たしている会社の実態が実は50%以上が派遣であるケースも
珍しくありません。
派遣の一般的なメリット、デメリットについて考えて見ましょう。
まずはメリット、
・プロジェクト進行がが派遣先のリスクで行われる、
従って仕様の不備、変更、追加さらに品質などのコスト負担のリスクなし
・売上げが月次精算でキャッシュフローが安定
・予算無関係に超過時間精算(基準160H〜180H)が可能
・個人ベースの把握でアサイン管理が楽である
・・・大勢がどっと空くようなことが無い
・外部の人と交わり技術上の刺激を受けまた新たな人脈作りもできる
・社内では経験できないような高度で大規模のシステムに参画できる
・引き合い、見積もりなどの営業活動が楽である
・総務、人事などのスタッフ部門を大きく抱えなくて済む
デメリット
・プロジェクト運営、システム構築のノウハウが会社として蓄積できない
・技術者の戦略的育成、キャリアパスが構築できない
・行ったきりになるケースが多く交代もままならず、
技術者のモチベーションが維持できない
・管理者及び営業などのスタッフ部門が育たないあるいは不要
・収入は安定するが利益も多くは望めない、単価の安売り競争となる
・優秀な技術者の外部流出につながる
・派遣だけでは人が集まらず、会社を大きくするのに苦労する
・何よりも派遣は戦略的には楽で社会の波風を強く受ける事も無く
経営者は何も考えなくなる
・・会社創業時の思いが徐々に霧消霧散
我社はどうか、
派遣業務は原則なし、さらに下請けもなし、エンドユーザからの
直接請負取引きと製品販売で事業を運営する。
そして市場原理に乗ったコスト感覚で利益を生み出す、そのために技術、
製品、サービスに常に磨きをかける。
・・・のはずです・・・・
今、常に100以上のプロジェクトが動いておりそのほとんどは、
エンドユーザからの一括請負、月次精算請負さらに製品/サービスの
カスタマイズ及び研究開発案件で社内で作業しています。
しかしエンドユーザからの直接の波、風は半端じゃなく厳しい。
このうち何件かは採算割れプロジェクトで他でコツコツ稼いでどーんと
はき出す大きな火傷も希ではありません。
そしてこの波風、火傷が私たちを鍛えます。
営業/技術連係のリスク意識、契約書の一言一句の検証、
客先共有課題管理手法、テスト/品質のあり方、前もっての基盤や
フレームワークの構築、技術者の得意専門分析とアサイン管理など
会社全体と部門ごとにその運営の改善、見直しが頻繁にかかります。
会社が強くなり技術者が大きくなるための高い授業料でしょうか。
プロジェクトの開始、中間、終了時のプロジェクトレビュー制度、
システムを管理するシステムカルテ製作制度、課題を共有するするための
「グルット」利用制度などもこの経験から生まれたものです。
しかしこんな我社にも売上げの1割にも満たないですが派遣業務は
存在します。
1.業務分析、企画提案など主に上流工程でお客様と常時一緒に動くケース
2.システムライフソリューションでシステム稼動後のお客様サポートを
一定期間必要とするケース
3.パートナー顧客の大規模システムで複数の会社が開発に参加している
ケース(責任範囲が不明瞭でリスクが高い)
4.派遣案件が先端的で技術者本人が希望するケース
などです。
当然これに合致しない派遣案件も多く持ち込まれますがそれについては
派遣技術者を抱えている外部の当社協力会社をマッチングさせています。
2007/04/02 16:00:00
今日4月2日新卒者の入社式が行われた。
今年度の新卒入社者は男性6名、いずれも大学や大学院で
技術を学んで来た即戦力であり、
これからの我社にとって期待できる将来有望な諸君である。
小学校から数えて16年からそれ以上勉学にひたすら励み、今回
無事社会人デビューすることができ、まずは心から「おめでとう」と
言いたい。
ここまで育てられたご両親をはじめとするご家族に敬意を表したい。
さらに卒業大学のレベルからも引く手あまたであろうに、
数ある会社の中でそして有名企業やブランド企業にも目をくれず
そのデビュー先として当社タイムインターメディアを選んでくれた
ことに大きく感謝するとともにその責任の重さを実感している。
これから半年以上に渡り内部、外部機関を活用した新人教育プログラムが
実施される。
配属部門も意識したOJTも並行して行う。
さらに今回から「頼れる兄貴制度」であるメンター制度を導入して
新人個々人に1名の専属兄貴(先輩)をつけて社会人1年生としての不安、
特に生活や仕事面でのメンタルケアなども含めたフォローしていかせる。
今日の入社式で新人の皆様には次の4点をお願いした。
1.自分の頭と10本の指が部門、プロジェクトそして会社を経由して
日本及び世界に通じていること。つねにその事を意識すること
2.お金と時間そして健康の自己管理をうまくやる
3.仕事以外の楽しみを一つは持つ
4.ご両親(家族)を大事にする
まずは初めての給料で必ずご両親に何かものをプレゼントする
今日の会社はいつも以上に活き活きしている。
フレッシュな人材の入社は会社にとって非常に良いインパクトがある。