「数学の祭典 MATH POWER 2017」に巨大合体ナンプレを提供


2017年 09月 26日

10月7日(土)と8日(日)に青山のスパイラルホールで1日半連続で行われる「数学の祭典 MATH POWER 2017」が、ドワンゴの技術書出版部門のアスキードワンゴと、大人向け数学教室を展開する「すうがくぶんか」、「和から」 の共同主催で開催されます。
MATH POWER は昨年第1回が開催され、今回はより多くの人が数学を楽しめるように 週末の開催になりました。

株式会社タイムインターメディアは、特別協力として、巨大合体ナンプレを提供することになりました。
パズルは通常一人でこつこつ解くものですが、 高さ1.5m、幅6mという非常に大きな問題を提供することで、複数の来場者が同時に解くことができ、 また解き進む状況をニコニコ生放送でも把握でき、コメントを入れることも可能です。

今までに公開された合体ナンプレの最高は100合体程度ですが、今回はそれを遥かに越えるサイズを提供することにしました。
また、単に合体数が多いだけではなく、綺麗なヒントの配置、非常にヒントの少ない問題を提供します。 ヒント数は4168個を予定しており、合体数247で割った9x9のナンプレ1枚あたりのヒント数は16.87になります。

この問題の作成には、進化計算という人工知能技術が利用されています。
合体数が増加するに従って組み合わせ爆発が起きるため、 通常はヒント数を増やすことで対応することが一般に行われていますが、 組み合わせ爆発を緩和する対策をし、このような巨大な合体ナンプレを自動生成可能にしました。

ぜひ MATH POWER に参加して、247合体ナンプレを解いてください。
また、会場で解かれている状況を直に眺めたり、公式ニコニコ生放送を通じて解かれていく状況を眺め、 コメントを書き込んでください。

会場では、トークショーも行われ、その一つとして、「ナンプレの最少ヒント数と解き方」の講演を行います。 プログラミング的な話、数学的な話、そして最少ヒント数の世界最前線の研究状況などをお話します。



(2017/10/04 追記)
「数学の祭典 MATH POWER 2017」開催場所が、六本木のニコファーレから青山のスパイラルホールへ変更になりました。詳しくはこちらをご覧ください。



数学の祭典 MATH POWER 2017

▼ 合体ナンプレ(ヒントパターンは仮)