RubyKaigi 2022 現地レポート in 三重県!


2022年 12月 21日

こんにちは。TIM人事部の上田です。
前回の記事では「ハロウィン♪」みたいなお話をした覚えがあるのですが、気づいたらもうハロウィンも終わってしまったので……次はクリスマスですね!!!

顔をはめる看板で記念写真
全然関係ないのですが、先日お休みをいただいて母と日帰り旅行に行きました。 こうして見ると顔ハメ看板に全然慣れていないのが自分でもわかっておもしろいです。
(手の位置が完全に迷子……)


さてさて、今回は3年ぶりにオフラインでも開催された、オブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の国内最大級カンファレンス「RubyKaigi 2022」(in 三重県)の、現地の様子と感想などを(CTO小宮さんのノートを覗きながら)お届けします!

CTOの笑顔
小宮さん(CTO)とってもいい笑顔……●^▼^●
会場にある協賛ボード

どんな話を聞いてきたの?

ざっくり大まかに分けるとこのような感じ。

①Ruby自体を改善した話

  • Ruby スクリプトが Web ブラウザ上で動くようになった (wasm に対応)
  • 数十万スレッドを同時に動かした場合のパフォーマンス改善
  • エラー出力の改善 (error_highlight)
  • 代入の際の評価順序のバグ修正
  • VM/JIT の改善

②Rubyのツール/ライブラリを改善した話

  • 型システム、型エコシステムの改善 (5トーク)
  • debug gem の活用方法
  • rubocop の常駐化

③その他

  • Rails のキャッシュシステムに msgpack を利用して省メモリした話
  • 壇上 Ruby 開発者会議 (Ruby Committers vs World)
  • コーディングルール(rubocop)の維持管理
  • TRICK
大型スクリーンの前で椅子に座った登壇者達

興味を持ったのはどんなところ?

①Ruby のバージョンを上げるといろいろ便利になる

  • Ruby は積極的にメンテナンスされているので、バージョンを上げると恩恵を受けやすい
  • 性能改善 (Ruby3x3)
  • Ruby3 は Ruby2.0 の 3倍早い
  • 標準ライブラリの高機能化
  • debug, error_highlight, rbs
  • Ruby やライブラリをアップデートするだけで、恩恵が得られる
  • 手間はかかるけれど、追従するとお得

②型のトークが多く、温度感が上がっている

  • Ruby に静的型付けする話は数年前から出ていた
  • 今回は 5本の型に関するトークがあった
  • 年々、エコシステムが整ってきた印象がある
  • 未熟な部分はありそうだが、そろそろ手を出しても良さそうに思えた
  • とはいえ、現状でもアーリーアダプター向け
  • 熟成するにはあと 2-3年は必要そう

③debug.gem を試したい

  • これまでは pry-byebug (binding.pry) が主流のデバッグ方法だった
  • 近年(再)登場した debug gem が便利そう
  • IDE 連携
  • ステップバック
  • Docker との相性もよさそう

④rubocop の –server オプションが追加された話

  • rubocop という linter/formatter がある
  • 常駐オプション(–server)が追加され、lint 速度が 850倍になったとのこと
  • もうリリースされているそうなので、使い方をマスターしたい

⑤英語をがんばろう

  • RubyKaigi は国際カンファレンス
  • 半数のトークが英語
  • 毎年感じるんだけれども、英語を勉強しないと…。
美味しそうな牛肉弁当
おいしそうなお弁当……

まとめ

  • Ruby の進化を感じた
  • 周辺のツール/ライブラリもバージョンアップ、世代交代をしている
  • キャッチアップしていくと開発効率が上がってハッピーそう
スクリーンに締めの挨拶
スクリーンに次回の告知
来年は開発者、まつもとゆきひろさんの名前とかけて長野県松本市で開催する模様。
時期は5月……!暑すぎず寒すぎず、天気も良くて気持ちよさそうですね^▼^

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  • 今回のRubyKaigiは2022年9月8日(木)、9日(金)と平日のスケジュールでした。
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  • ご自身の裁量で業務を調整できるので、仕事&スキルアップ&生活をうまく両立できます!

②参加費用はすべて会社負担!

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それでは、また次回の記事で!