シンガポール ICT ベンダー展示会出展


2012年 07月 26日

2012 年 7 月 11 日 (水)、シンガポールで同国政府が主催する ICT ベンダーの展示会に、タイムインターメディアの文教ソリューション&プロダクト (Dodai-Gaku、Gakkatsu、moca、BABEL、寄付金管理) を出品しました。展示会の様子をご紹介します。

シンガポールは IT 先進国と言われますが、教育に関してもアジア各国から多くの留学生が集まるアジア教育の拠点であり、最新の IT システムの導入に政府が力を入れています。

特に今、シンガポール政府が進めているのは文教システムのクラウド化です。有望なクラウドシステムを持つ ICT ベンダーを国内外から募り、その中から 80 社余りを選定して「Direction to SaaS CFC – Industry Networking & ICT Vendor Showcase」という展示会を開催しました。

タイムインターメディアは国士舘大学様の事例を始め、文教パブリッククラウドの導入実績があることから、シンガポール政府に当社の文教システムを紹介する機会をいただき、結果 80 社の中に選定され、この度の出展となりました。

会場となったのはシンガポール市街地にある「Chinese Chamber of Commerce (中国人商工会議所)」です。シンガポールではまだこういった展示会は珍しく、日本のビックサイト展示会などとは比較にならないくらい会場は狭く、装飾も簡素です。しかし、来場した政府や学校関係者の熱気はすさまじく、狭い通路が人の頭しか見えないほどに埋まり、全員が熱心に各社のデモンストレーションと説明を受けていました。

タイムインターメディアのコーナーの前にも人が途切れることはなく、費用など具体的な導入時の質問も飛び交いました。来場者の熱意に私たちも驚くとともに、シンガポールの文教市場に大きな可能性を感じました。

もちろん、大学によって形態や運用はさまざまであり、日本国内でさえ導入校に合わせて Fit&Gap 分析が必要になります。シンガポールでも日本の大学のシステムをそのまま導入するというわけにはいきません。しかし、他国の良い物を取り入れ、自国に適応させるスピードに長けているシンガポールならば、日本の便利な文教システムが浸透するのに時間はかからないのではないかと、今回の経験を通じて感じました。