gistを使ってみよう


2010年 11月 17日

gistはweb上でソースコード(の一部)を共有したり、再利用するためのwebサービスです。

設定ファイルの書き方やプログラムのわからないところを聞くときなど、コードの一部を共有したいという欲求はコンピュータエンジニアであれば誰もが遭遇することと思います。これまではIRCやブログのコメント欄にソースコードをコピペするなどしていたわけですが

  1. シンタックスハイライトされない
    (色ついてないと読み辛いです……!!)
  2. 行番号が表示されない
    (どの部分を見ればいいのかわかんないです……!!)
  3. 貼り付けられているものをファイルとして取得するのが面倒
    (これそのまま自分の設定ファイルにしたいのに、変なスペースが入ってきちゃった……!!)
  4. 再編集したものを共有できない
    (バグ直したけどどうやって教えてあげたらいいの……!!)

etc… といった問題がありました。

gistを使えば全ての問題が簡単に解決します。
リンクを開いて画面上のテキストエリアにコード片をペーストし、[create public gist]ボタンをクリックするだけです。

このように、ブログに埋め込むこともできます。

シンタックスハイライトはC、Perl、Python、Ruby、PHP……といった主要な言語に対応しています。

view raw リンクから生のファイルとしてダウンロードすることもできます。

gitを使っている人なら更に便利に使うことができます。一個一個のgistはgitリポジトリになっているので、自分のマシン上にcloneすればweb画面からではなく自分の好きなエディタで編集してそのままpushすることができます。


実はgistはこれ単体で一つのwebサービスではなく、githubの一機能となっています。githubはgitリポジトリのホスティングサービスで、JavaScriptやRubyのライブラリや数々のオープンソースのプロダクトがこのサービスを利用してソースコード管理を行っています。

gistにはソースコード管理機能だけではなく開発者同士が繋がるSNS機能が盛り込まれており、開発者同士の連携をとりやすくなっています。gitやgistが便利だと感じたらgithubの利用も考えてみてください。